花祭り底抜け千一夜(1954年新東宝)

斎藤寅次郎監督の1954年のアチャラカ喜劇です。

花菱アチャコさんと清川虹子さんが八百屋の夫婦。長男が片山明彦さん、次男が西岡タツオさん(寅次郎喜劇でおなじみの子役)、そして、アチャコさんの妹で今は旅役者になっている坪内美詠子さんの娘で、今はアチャコ夫婦が育てているのが松島トモ子さん。

で、例によっての母子の再会のお涙は、寅次郎喜劇の定石ですが、なんといっても、この映画「ひばり」パロディなんですね。八百屋の娘・トモコが、のど自慢で優勝、芸能事務所にスカウトされレコードデビュー。八百屋のおかみさんの清川虹子さんが、ステージママになって・・・ と、寅次郎喜劇が展開されていくわけです。

で、堺駿二さんの魚屋も登場します。その息子が、目黒祐樹さん、可愛いです。トモコちゃんのボーイフレンドという役どころですが、今の目黒祐樹さんにソックリです(笑・当り前か)

この八百屋を魚屋におきかえると、まさにひばりさんのサクセスストーリーとなるわけですが、養女と妻がいきなり芸能界の寵児になってしまって、戸惑うアチャコさんの姿。斎藤寅次郎監督恐るべし!です。自ら『のど自慢狂時代』でひばりさんを見いだし、『びっくり五人男』などで、天才少女歌手を出演して映画を作ってきた寅次郎監督ですが、なかなかやりますねぇ。

同時進行で、坪内美詠子さんが参加している「坂東馬十郎一座」も描かれます。こちらは、柳家金語楼さんの座長、伴淳三郎さん、森川信さん、田端義夫さんら、いつもの面々。しかし伴淳さん、空前の「アジャパー」ブームのなかなので、二枚目な役回りでもあります。

そして、坪内美詠子さんの亡夫の父で、会社社長のセレブに古川緑波さん、そのドラ息子で、おフランス帰りのイカレたジュニアにフランキー堺さん。インチキフランス語を駆使しつつ、珍芸、ドラムを披露してくれますが、『社長行状記』のチオール日本支社の安中ルイジさんのキャラのルーツとみました(笑)

この映画、残念ながらまだ未ソフト化、CS、BS未放映です。遥か昔、TVKなどでは放映されてましたが・・・

でも、目黒祐樹さんのプロフィールには、ちゃんとこの作品の記載があります。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Screen/6855/meguro_works.html
さすがやねぇ。
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斎藤 寅次郎

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